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海峡をわたってみる

30.Moroc
スペイン・ジブラルタル海峡のまち、アルゲシラスへ。
そこからフェリーがでているという情報を、無意識に入手した。
フェリーに乗るとアフリカに行けるらしい。

この頃になると「カン」が、やたら冴え渡った。
悪いヤツは表情を見ればわかるし、道に迷った交差点の先がどういう状況か、なんとなくわかるのだ。
それどころか、日本に連絡を取るわけでもないのに、日本にいる友達の状況が手に取るようにわかった。
カンの出どころは夢や無意識。これは勘といっていいのか人間本来もち合わせた力なのか、あまり知りたくない情報も私のもとに手に取るように届くのが嫌だったことを思い出す。

アフリカの玄関モロッコ王国。
イスラム教の国ということで最初はビビっていた。
私の固定観念は無意識の「カン」により、モロッコは安全な国と判断して入国を決意した。

さっそくフェリーのチケットを買うと、行き先は「Tanger~タンジェー」という文字。
この地名を係員に「タンジェ、タンジェ」といっても誰も通じない。
トンジンという発音らしい。
繝「繝ュ繝・さ+(9)_convert_20091203135409
スペインの国境では簡単な検査が警察によって行われた。
このときカメラ厳禁と書いてあったのに警官達は私とバイクをバチバチ写真に撮っている。
私もカメラを構えたら、ダメダメという傍らで笑顔で肩など組まれながらカメラバチバチ警官たちにポーズをとる私。
なんて都合のいいやつなんだ私って。

フェリーに乗ると、さっそくモロッコのツーリストカードが届いた。
英語で書かれた入国書類に適当に文字を書いたまではよかったが、バイクの通関書類には手間取った。
アラビア語とフランス語の表記だったので、まったく意味がわからない。
繝「繝ュ繝・さ+(11)_convert_20091203135504

アラビア文字を理解できないで困っていると、近くに座っていた黒人のような青年が話しかけてくれた。
肌は黒人の坊主頭の彼は、英語どころかアラビア語しか話せない様子。
黒人っぽいのに頭髪はストレート坊主頭なのが不思議で、初めてみる人種だった。
その黒人のような彼はマラケシュというモロッコの内陸部の町からスペインに買い物に来た帰りだと言う。
私はその黒人のような彼に、バイクの通関書類の記入を手伝ってもらい、それから更に船内でおこなわれていた通関手続きも着いてきてもらった。

アラビア語でなにやらてつづきをしてくれたが、私には一切理解できない言葉だった。
理解できない言葉だけを話す、その黒人のような彼も税関のひとも、普通の私だったらビビるところだが、目や仕草、それから笑顔の種類は最高の人間だと判断できた。
言葉が通じない分、感覚で話すことでそのひとの良し悪しがすぐさま判断できた。言葉が通じないとバカにした笑いはすぐにわかるし、どうにか助けてあげようという気持ちもわかる。言葉は時として邪魔なこともあるようだ。
カンは更に言葉の通じない見えない部分を後日助けてくれた。

黒人のような彼に通関作業を手伝ってもらったので、お礼にコーラを買うと、断られた。
その彼のご家族にもコーラを手渡そうとしたが、それも断ってきた。
本当にいらないのか不思議だった。お礼をあげるほどのことでもなく彼らからしたらやって当たり前のことだったのかもしれない。レストランに案内してくれた人がここまで連れて来たんだから酒おごれという一部のシベリア人とは正反対だ。
私はコーラを水に換えてふたたび彼らに手渡そうとしたが、それも断られた。
ひとの好意を断るのは日本では厳禁だが、この彼らの断る仕草にはとても好感がもてた。困ったときはおたがいさまという、そんな雰囲気が彼らには漂っていた。

極地では助け合わないと生きていけない。
マラケシュつまりはサハラ地方では当たり前のことなのかもしれない。
マラケシュに一気に興味がわいた。

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大型バイクのハーレーダビッドソンで世界一周したときの日記を再現しました。
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